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!!重要なお知らせ!!
ノートPCは程度の差はあれ超精密機器で、
分解を前提にしていない製品もあります。
自己責任を理解し修理を楽しめる方のみ参考にして下さい。
液晶パネル修理編
まずはありがちな液晶の破損です。
本体の分解方法はノートPCの分解方法一覧
を参考にして下さい

今回はNEC製 PC-LL750SG6Rですが、
メーカー製ノートでも液晶パネルが
他社製なんてのはよくある話で
逆に言えばパネル互換性も多少あります。

信号規格にLVDSが一般化してからは
1400x1050 60Hzまではシングルリンク
それ以上はデュアルリンクが
一般的な接続方法となりました。
もちろん信号は同じでも
コネクター形状等が合わないと
簡単には接続できません。

互換品を探す際には下記項目に注意
 ・画面の大きさ(インチ)と縦横比
 ・解像度パネル発色数(〜bit)
 ・LVDSコネクター形状ピン数
 ・バックライトの方式(LEDor冷陰極管)
 ・冷陰極管であれば本数
  LEDであれば駆動電圧

オークション等でもメーカー純正品から
互換品まで販売していますが、
新品は相当なお値段がするので
購入の際にはご注意下さい。

中古であれば安く購入できますが、
冷陰極管の輝度低下や
導光板やリフレクターの黄変劣化
に対する修理も行う覚悟が必要です。

まずは破損した液晶の相当品を
オークションにて落札しました。

純正品はサムソンの[LTN154X9-L03]ですが
日立の[TX39D80VC1GAA]を使用します。

まずはポン付けして点灯すると
相当黄色になってますね。

ここでチェックするポイントは
明るさ→冷陰極管劣化
全体の色変化→リフレクター劣化
 (リフレクター→冷陰極管を覆う反射板)
一変に偏った色変化→導光板劣化

この中で導光板の黄変劣化は
修正が非常に難しく、傷を付けずに
変色部を除去する方法が見つかってません。
(薬品を使用すれば可能かもしれませんが・・)

他2点の冷陰極管とリフレクターは
修正が可能です。

それでは液晶を分解しますが、
下記の準備をして下さい。

 ・綺麗なテーブル
  (液晶縦横の3倍は確保して下さい)
 ・明るい照明・蛍光灯スタンド
  (白熱球は向いていません)
 ・エアダスター(2本)
 ・カプトンテープ
 ・精密ドライバーセット(+の00・0・1番)
 ・先の細いラジオペンチ
 ・よく切れるカッターナイフ
 ・メガネ拭きor柔らかいウエス
 ・無水アルコール
 ・ネジを入れる容器(小分けされた薬ケース)
 ・十分な時間と焦らない心

以下はリフレクター修正時に準備するもの
 ・光沢アルミテープ
  orアルミ蒸着ポリエステルテープ
 ・10mm幅以上の両面テープ
 ・ビニール(液晶横寸法以上)
 ・厚さ2mmの物(直角定規がベスト)
 ・綿棒

分解方法は各製品によって違いますが、
まずは各方向から写真を取りましょう。
そして基板の保護テープを慎重に剥がします。

周囲のネジを全て外し、外枠のカシメを
ラジオペンチで戻します。

ここで外枠をゆっくりと外します。
内部のプラスチックフレームを浮かせると
バックライトモジュールが外れてくるので
無理な力を掛けないように外します。

液晶パネル以外にも偏光フィルム・
拡散フィルム・導光板など多数の
フィルムが入っていますので
裏表と上下方向を入れ替えないように
分解して下さい。

今回は導光板(バックライト拡散用アクリル板)
の黄変劣化は無かったので修理可能です。

バックライトモジュールから冷陰極管を外すと
リフレクター内部が黄色に変色しています。

おそらくメッキが紫外線で変異したと
思われるのでワイヤーブラシで削ってみると
変色した層が結構厚いのか判ります。

ここでアルミテープの出番となりますが
通常のアルミテープは
反射率が高い代わりに傷みやすく
蒸着テープは丈夫で貼りやすいのですが
透過率が結構あり変色が全て隠れません。

蒸着テープを使う際には
2重張りを強くおすすめします


 背面全ハッチ撤去 正面フレーム撤去


液晶外周カバー撤去 


正面キーボード撤去


リフレクター劣化液晶  リフレクター修正後


破損液晶LTN154X9-L03


  アルミテープ   アルミ蒸着テープ


交換液晶 日立TX39D80VC1GAA 分解前


外周ネジ


カシメ戻す


バックライトモジュール


リフレクター劣化


リフレクター研磨
                   リフレクター修理手順
まずはビニール袋等にリフレクターより数cm長く両面テープを張ります
そして2mm(リフレクターの厚さ)ほど距離を開けて平行に両面テープを張ります


両面テープの上にアルミテープを張ります


両面テープ沿いにビニール袋を切り、厚さ2mmの定規を中央から奥に1mmずらして置く


両面テープ部分を挟むように定規にそって曲げます(テープが破けない程度によく曲げる)


片面だけビニール袋を剥がす(両面テープはビニール袋に付いている)


反対も同様に剥がす(ここでアルミテープに剥離紙だけが残っている)


定規ごとリフレクター内部に通し、中央2mmの部分だけ貼る


定規を外し、頭を小さくした綿棒にて中央をよく張りつける


片方の剥離紙を剥がし、綿棒にて良く押さえつける


反対も同様にし綿棒にて空気を抜き、アルミテープの不要な部分をカッターで切り取る
 ここまで出来ればあとは組み立てですが
冷陰極管の劣化具合もチェックしましょう。
両端放電部分付近の蛍光膜が
剥がれていたら交換を検討して下さい。

その際には
 ・ランプ全長(配線含めず)
 ・ランプ直径


を調べて購入して下さい
自作液晶工房aitendo
であれば1本1500円から購入できます。

組み込み時に破損の可能性が高いので
予備も考慮しておくと安心です。

いよいよ組み込みですが各フィルムに
ほこりやゴミが侵入しているので
メガネフキやエアダスターで除去しながら
組み立てます

特にに液晶パネル直下のゴミや汚れは
目立ちますので注意して下さい。

組み上がったら写真を見て確認しながら
剥がした保護テープの場所に
カプトンテープを張り、ネジを閉め、
カシメをして液晶の完成となります。

もしテストをして全く点灯しない際は
PC側の画面切り替えキーで
外部モニターが有効になっていたり、
組み立て時に冷陰極管を破損した
可能性があるので確認して下さい。

あとはネジを確認しながらPCを組み直して
完成となります。

冷陰極管(上破損分・下交換分)


冷陰極管劣化


冷陰極管新品


修理完了 日立TX39D80VC1GAA

内蔵スピーカー追加編
このPCはスピーカーが筐体の一番手前に
ほぼ裏面に向けてレイアウトされています。

その為、低音はテーブルに共鳴するので
よく聞こえますが、高音域がさっぱり
聞こえません。

ちょうど液晶フレーム上に空間があるので
スピーカーの追加を検討しました。

在庫に携帯(904SH)のジャンクがあり
音も良かった記憶があるので試してみます。

USBサウンドアンプを使用し
標準スピーカーと一緒に接続テストすると
かなり良い音が出るのを確認できました。

寸法的にもギリギリ入る大きさで
スピーカー裏にEPDMスポンジを付け
フレームに押さえつけることで共振させ
音量を稼ぐ事ができました。

実装するには配線をいかに上手に通すか
も問題になってきます。

付近に無線LANアンテナの配線もあるので
今回はシールド効果の高いHDMIケーブルを
ひん剥いてシールドペア線を使用しました。

液晶部付け根に配線の可動域があるので、
液晶用の配線及び無線LANの配線と
同じラインで配線を這わせて
アンプ部まで導きました。

完成して起動するとVISTAの起動音からして
明らかに違います。

高音域の伸びが非常に良くなったので
FM音源とも非常に相性がよく
テクノソフトサウンドを堪能することが
出来るようになりました。

・・・はぁ・・エレメンタルマスターの続編でないかなぁ・・

おっと、今回は順調に改造が出来ましたが
PCによっては空間・可動部配線領域・
アンプの性能等で
上手く出来ない可能性があります。

改造の際には分解後に焦らず
十分な調査が必要になると思います。

標準スピーカー搭載位置


904SHスピーカー(裏面)


スピ−カー追加位置(液晶上端)


配線経路左側    配線経路右側
 個人的にノートPCは矛盾だらけだと思っています。
この進化の激しいコンピューター業界で拡張性を削ぎ、画面も一体にすることで
高いコストと故障リスクをユーザーに強いています。

そして無意味なOSアップグレードに翻弄され
3年後には「遅い」と言われ5年後には捨てられる。

そんな惨めなノートPCを墓場から少しでも救済したく修理を行いました。 
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